さすが鹿島アントラーズ、そう思わされる試合でした。
ホームで行われた第1戦を落としたアントラーズでしたが、2戦目を勝利し、見事に逆転優勝を決めました。
1戦目を0-1で落としたアントラーズの優勝条件は2点以上取って勝利すること。
対してレッズの優勝条件は0-1での敗戦か引き分け以上という状況で始まったチャンピオンシップ第2戦。
状況としてはレッズが圧倒的に有利でした。
そんな中、始まった試合はレッズ優勢で終始進んでいたと思います。
前半7分、右サイドのスローインから高木のクロスに興梠がマークを上手く外して先制点を挙げるとその後もレッズペース。
正直、アントラーズが勝つとはこの時点で思っていませんでした。
しかし、40分、右サイドで遠藤がボールを奪ってあげたクロスを金崎が決めて1-1の同点に。
アントラーズに流れが来たところで前半終了となりました。
後半に入ってもレッズ優勢ではあったのですが、所々でちぐはぐする場面が見えて危ないなと思っていた34分、PA内でレッズの槇野が鈴木を倒してPK獲得。
これを金崎が決めて2-1と逆転。
これが決勝点となり鹿島が逆転優勝を果たしました。
フロンターレとの試合でも感じましたが、本当に試合巧者だなと。
先制されたし、試合自体はレッズ優勢の場面が多く見られたのですが、終始落ち着いていたなという感じでした。
Jリーグ創成期からずっと安定した成績を残し、最多タイトルホルダーとして君臨してきたチームの強さというのを見せられたという感じの試合でした。
優勝条件がシンプルだった事もアントラーズの逆転優勝では重要だったのかなと。
先制されてもアントラーズのやる事は変わらなかった、それが本当に大きかったのかなと。
逆にレッズとしては守り切れれば優勝。
2点以上取られて負けなければ優勝。
選択肢が多かった事が逆に混乱を招いてしまったのかなと。
特に後半のレッズは選手個々人で色々考えの相違があったのではないでしょうか?
ちぐはぐする部分はそういう所から出てきたのかなと。
OF陣とDF陣で意見がばらけるという事はよくある事ですが、その辺りがシンプルに考えれない選択肢の多さが今回の敗戦に繋がったと自分は思います。
今回で2ステージ制は終了となりますが、今回のアントラーズの優勝は今回の制度でなければありえないものでした。
1stステージこそ優勝しましたが、2ndステージは選手の移籍やケガ等もあり、11位と振るわなかったアントラーズ。
年間勝ち点でいえば1位のレッズとの差は15と試合でいえば5勝分。
その差をこの2戦の結果だけでひっくり返して良いものかと論争が出る事は仕方ない事なのかなと正直考えさせられますよね。
その点に関してはアントラーズ側の選手達からも意見が出ていましたが、今年はそういったレギュレーションの中で、そのルールに乗っ取り優勝したのだから文句は言えませんよね。
来シーズンは再び1ステージ制となるので、レッズが優勝の大本命になるでしょう。
色々と意見が出てきてしまう結果となった今回のチャンピオンでしたが、本当に優勝おめでとう、アントラーズ!!
来年はACLも含めて、年間での活躍に期待したいと思っています。
それにしても、アントラーズにしろ、レッズにしろ、これだけ長期間リーグチャンピオンになってないんだなと今回の試合で思いました。
なんだかんだでどちらかのチームは毎年何かしらのタイトルを取ってる、争ってるイメージが強いからね(;^ω^)
それでは(・ω・)ノ
(´;ω;`)ブワッ
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