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2017年12月19日火曜日

Jリーグの強さについて考える。 終わりに 個人的に海外で勝てるクラブにするにはどうするべきか

これまで個人的に思ってる海外クラブとの比較をしてきましたが、今回が最後。

どうしたら海外のクラブに勝てるのか考えてみたいなと。

前回までの記事はこちら↓
Jリーグの強さについて考える。 その1 中東のクラブと比較してみる

Jリーグの強さについて考える。 その2 中国のクラブと比較してみる

Jリーグの強さについて考える。 その3 韓国のクラブと比較してみる

Jリーグの強さについて考える。 その4 Jリーグの強みを考える

Jリーグのクラブがいまいち突き抜けない理由の一つには代表との兼ね合いがあると自分は思っています。

強いクラブには強い選手が所属し、代表に招集されるのは致し方ない事だと思うのですが、これが各クラブが突き抜けれない理由だと。

クラブ全員が代表クラスの選手というのは理想ではありますが、資金的な問題等で難しい。

しかし、それ以上に代表選出の枠数が問題だと自分は思っています。

Jリーグには代表戦の際に各クラブから選出される人数に制限があり、それがクラブの選手構成に大きく影響しているのではと思ってます。

各クラブから選出数が決められている事により、代表クラスの選手が一つのクラブに集中しづらいという問題が飛びぬけたクラブが生まれにくい現状を作り出してしまっているなと。


サッカーの国際大会のスケジュールは欧州のサッカースケジュールを基準に作成されています。

これによりアジアのみの代表戦やACLなどはFIFAによって定められた代表マッチの日にちと被ってしまう事もしょっちゅうあります。

先日のACL決勝も欧州遠征直後に行われたりというのもここらへんとの兼ね合いの部分が大きいですよね。

資金力的な面でもそうですが、この枠問題により、強豪選手の一極集中というのが難しくなっており、それにより突き抜けたクラブが出現しないという現状になってしまっているなと。

もちろんこの枠制限に関しては各クラブに配慮したものであり、代表の影響で選手の生活を支えているクラブの運営になるべく影響を与えないようにい配慮したすばらしいものである事は間違いありません。

しかし、海外のカップ戦やE1のような代表戦で勝とうと考えた時にこの制度はかなり厳しいものである事は間違いないかなと。

例えばバイエルン。

ドイツ代表の多くの選手がバイエルンに所属しており、その実力は常にドイツのクラブトップクラスを走り続けています。

また、代表チームが基本的にバイエルンの戦術をベースに作られていますよね。

同様にユベントスやバルセロナなんかも同じような感じですね。

プレミアのチームやレアルは所属リーグの選手ベースで構成されていないものの、所属選手が各国の代表選手の集まりなので代表戦の際に多くの選手が飛び立っていってしまいます。

これで何故リーグ戦などに影響が少ないかと問われればやはりスケジュールが欧州のスケジュールに合わせられて作られている事が大きいでしょう。

こういう話をすると日本のサッカースケジュールも欧州に合わせれば?みたいな話になりがちですが、そこは今回は置いておきたいなと。

個人的にはこの枠数問題を解決する事が海外クラブに勝てるクラブにするための最短ルートなんですが、正直難しい…(ノД`)・゜・。

枠数問題のおかげで戦力が均一化し混戦のJリーグを生んでくれているという面もありますし、枠数を排除するとクラブへの負担も大きくなり、一極集中できる資金力もまだJリーグクラブにはないし(ノД`)・゜・。

という事で現状の枠の中でこの問題を解決する手段を自分は持ち合わせてないという事に気づいてしまいました…(´・ω・`)


今回色々考えて思ったのはアジアの他の国々は想像以上にエリートのみで構成されていたんだなぁと再認識する結果となりました。

日本的な各年代から整えて文化として根付かせて強くなるというのは本当に地道な積み重ねであり、そこに結果も一緒に求めていく事は非常に難しい問題だという事も再認識しました。

現状では簡単にアジア制覇なんて出来ない。

それを達成するためには時間をかけてもっともっと日本サッカーを成熟していく必要があるんだよという事を今回の教訓にしたいなと思う今日この頃となりました。



今季上位に入ったクラブにはJリーグから強化支援金が配布されるので、それで突き抜けたクラブを作ってくれないかな、マジで(;^ω^)

尻切れトンボな感じになってしまいましたが今回はこれまで。

それでは(・ω・)ノ

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