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2017年8月4日金曜日

ネイマール、史上最高額でPSGに移籍!!

ついにネイマールの移籍が決まりましたね。

ブラジルのエースに支払われる金額は移籍金の2億2200万ユーロ(約290億円)に加えて6000万ユーロ(約78億円)の5年契約だとか…。

今までの移籍金の最高額が昨年、ポグパがマンUに加入した際に払われた1億5000万ユーロ(約137億円)をはるかに超える金額となってる事が本当に恐ろしい…。


今回の移籍についていくつかの面から考えてみたいと思います。

・PSGがなぜここまでの金額を出せるのか?

・ネイマールがPSGに移籍する利点は?

・FFPは大丈夫なのか?

という三点から考えていこうかなと。


まずPSGがなぜここまで支払えるのかという事。


まずチームのオーナーであるアラブの富豪が想像を超える金持ちだという事。

2011年にPSGを買収したカタールの富豪。
富豪というかカタールの王族なんで国ぐるみでチームを買収したという事ですかね。

オイルマネーを軍資金にチームを買収し、そこに多額の金額を投資し続けているというのがまず1点ですね。


第2に世界中のサッカーファンのマスコットとしてのネイマールの価値。

サッカー王国のエースであり、年齢もこれから全盛期を迎えるであろうネイマール。
またC・ロナウドと並ぶナイキのサッカー部門の顔として活躍している事もあり、その人気、宣伝力は世界トップクラスのものを持っています。

C・ロナウドがレアルに移籍した際に支払われた移籍金額約129億円はその年のユニフォーム売り上げで回収されたといわれています。

更に肖像権等の契約等も付加していけばその回収はより迅速になっていくものと考えられます。

今回の多額の投資金についてもそれに付随する物を考えれば十分回収可能だと計算されたものなのかなと。

最後に世界的に点が取れる選手というのは非常に重要だとう事。

サッカーは点を取るスポーツであり、点を取れる選手は非常に重要です。

現在、世界トップレベルのアタッカーとして評価を受けるネイマールはそれだけで非常に価値があり、それだけの金額を出しても惜しくはないという事でしょう。


続いてネイマールにとっての利点は?という点です。


まずはその圧倒的な給料ですねw

現在の最高年俸は中国に移籍したカルロス・テベスが貰っているとされている約45億円。
ちなみにC・ロナウドは約39億円、メッシは約27億円と言われています。
まあスポンサー料金等を含めればもっと多額の金額を受け取っているのは間違いないのですが、単純なチームからの年俸という点ではこんな感じみたいです。

今回の移籍でネイマールは他の選手に大きく差をつける形になりました。


続いてチームの顔になれるという事。

これまではメッシという世界屈指の選手がチームの顔であり、ネイマールはあくまでもそのチームメイトでした。
またバルセロナという下部組織から選手を育て上げるスタイルに重きを置いているチームではメッシの衰えが無い限り、今後もその牙城を崩すのは難しかったでしょう。

世界最高の選手というステータスを狙おうと考えた場合、メッシと同じチームに所属しているという事は評価を上げれば上げるほどにメッシの評価も相対的に上がってしまうという面がありました。

今回の移籍によりPSGの顔になるであろうネイマール。
リーグ・アンでの活躍はもちろんですが、CLでPSGが躍進出来る事があれば世界最高選手の称号はかなり近いものになるのは想像に難くないかなと。


最後にFFPの問題。

FFPとは簡単に言えば赤字経営を是正するUEFAが定めた制度ですね。
15-16から17-18シーズンに関しては3000万ユーロ(約42億円)以内の赤字、そして18-19シーズンからは15-16シーズン、16-17シーズン、17-18シーズンの赤字を0にしなければならないという事になっています。

今回の移籍によりPSGはその制度に抵触する可能性が非常に高く、高額な選手を放出しなければいけないのではと言われていますが、どうなんでしょうか?

おそらくチェルシーやマンCが行っている様にオーナーの息がかかった別のスポンサーと多額の契約を結ぶ事によりその制度の網を潜り抜けるような気がします。
これはかなりグレーな感じなのですが、まあ今のところは制度の抜け穴というか、不備を突いた裏技という感じで行われているのは事実です。

しかしながらそれを考慮してもかなり難しい状況に置かれている気はしますので今後のPSGの選手の動向やスポンサーの動きも見どころになってくるのかなと。


以上、三点から今回の移籍を個人的に考えてみました。

正直、ここまで高額化していくともう訳が分りませんw
しかし、相対的に他の選手の移籍金額も高騰していく事が考えられます。
これはかなり怖い事で、お金を持っているチームと持っていないチームとで更に格差が広がっていく事は容易に想像できるかなと。
それに関しては少し寂しさを感じてしまう部分もあるのですが、それと比例するようにジャイアントキリングの楽しみも増えるのかなと。
てかそう考えないとやってられんよ、ほんと(´・ω・`)


最後に今回の移籍に関して気になるのはスペインのリーグ機構が移籍金の受け取りを拒否したとかなんとか…。

移籍金は一度リーグ機構に入ったのちにチームに払われるのですが、それを拒否したとかなんとか。
これが本当ならそれはそれでめんどくさそう…。
リーグとしては表向きはFFPに反するからとか言ってるみたいですが、単純にリーガから人気選手の流出を防ぎたいのかなと、放映料金とかの収入に関わる事だから…( 一一)

このニュースに関しても続報に注目していきたいですね。



いまいち日本では注目の薄いリーグ・アンですが今回の移籍で注目度が増してきますね。
またマルセイユに所属する酒井宏樹とネイマールはポジション的にもぶつかり合う事が必至なのでそこら辺も日本人としては楽しみではあります。

良い事も悪い事もあるであろう今回の移籍ですが、今シーズンの注目点が増えた事はサッカーファンとしては楽しみが増えたなと素直に喜びたいと思います。

それでは(・ω・)ノ

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