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2016年11月22日火曜日

佐藤寿人のグランパス移籍に思う、ベテラン選手の去就について

佐藤寿人のグランパス移籍が決まりましたね。


正直、今回の移籍に関しては本当に予想外の物でした。

今シーズン、前半戦は浅野琢磨の台頭や、ウタカの活躍により出場機会を減らした佐藤寿人。
年齢的にも引退を考える次期にも入ってきたと思います。

佐藤自身は広島一筋という訳ではありませんでしたが、ここ数年の広島躍進の立役者の一人として、サンフレッチェファンなに愛される選手の1人になりました。

このまま広島に留まっていれば将来的にも広島でサッカーに関われる可能性はかなり高かったのではないでしょうか?

しかし、現役にこだわり、こだわるからこそ、出場機会の得られるチームへと移籍を決めたのかなと。

佐藤寿人といえば日本屈指のワンタッチゴーラーだと思います。

ドリブルが特別に上手い訳でもなく、ポストプレイが特別に上手い訳でも無く、特別に身体能力がある訳でもない。

相手DFとの駆け引きの中で一瞬のタイミング、ワンタッチで点を取る、そんなタイプの選手ですね。

ただ試合を観ているだけだと、このタイプの選手の凄さって分かりづらいのかなと。

自分でボールを持つ事がそこまで多くなく、直接的に仕掛けるタイプの選手と違って突然現れてゴールを奪う。

サッカーに詳しくない人からすると何が起きたの?みたいな感じのゴールが結構多い感じですね。

しかし、注目してみると、試合中幾度もDFの裏を取るために細かく動き続ける相手というのはDFにしてみたら本当に鬱陶しいと感じられるものです。

今回の移籍で気になる所で言えば、サンフレッチェの青山の様なパスの出し手がグランパスにいるのか?という点でしょうか?

有力なところで言えば田口になるのかな?

来シーズンのチームがどうなるのかまだ分かりませんが、佐藤の活躍に心から期待しています。

それにしても今シーズンのオフに関して言えば、ベテランの去就に結構注目が集まっています。

大きな所で言えばマリノスの中澤と中村俊輔。

マリノスの顔とも言えるこの2選手ですが、中澤は今シーズン、フルで活躍したにも関わらず大幅な減俸を言い渡されたとニュースになりました。

そして中村もジュビロが獲得に乗り出すなどニュースになっています。

現役で戦える能力があるにも関わらず、チームの意向や財政の問題により不遇を受けるという事はままある事ではあります。

このバランスを上手く取る事がチームのフロントに課せられた大きな問題なんでしょうね。

選手はやはり現役で、試合に出たいと思うでしょう。

しかしながら年齢を重ねればピーク時に比べて能力は衰えてしまいますし、それならば若手に出場機会を与えてという選択肢も当然と言えば当然かもしれません。

とは言え、まだ活躍している選手がないがしろにされる様な事態というのは応援するファンにとっては簡単に納得できるものではありませんし、それ以上に選手本人が納得出来ないでしょう。

チーム編成の手腕という意味では日本のクラブはかなり遅れているというか、上手いと思わせられるチームは本当に少ないかなと。

ここら辺が上手いなと思うのはやはり鹿島でしょうかね?

選手の動向で個人的に一番気になっているのはグランパスの楢崎。

かつては日本代表の常連選手で、40歳を越えてなお不動のGKとして君臨していますが衰えは否定出来ません。

それに加えて今年のグランパスのゴタゴタも含めて色々と考える所があるのではというのはトゥーリオや、本田、吉田麻也なども言及していますよね。

楢崎といえば今はマリノスに吸収合併されてしまった横浜フリューゲルス出身の選手。

楢崎はその事にこだわりを持っており、自分がグランパスから移籍してしまうとJリーグの中から前所属がフリューゲルスという選手がいなくなるという事に抵抗があるという様な事をチョイチョイ発言しています。

来期グランパスでなお活躍してくれるのだろうか、現役で続けてくれるのだろうかという事をずっと考えています。

来シーズンに向けて、色々な動きが見られますが、ベテランの去就について今年は特に考えさせられるオフシーズンだなと特に思っています。




楢崎の花道はしっかりと作ってあげたいと心から思うんですよね、本当に…(´・ω・`)

それでは(・ω・)ノ

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