Jリーグも終わり、天皇杯もすでに敗退しているので年末までにはまだ時間がありますが個人的な2016年のグランパスの総括の第2弾。
前回の話はこちら↓
2016年のグランパスを振り返る その1 開幕前 監督・人事編
まずはガンバとの親善試合。
ガンバの本拠地、こけら落としの相手として試合をしたグランパス。
シーズンを迎える直前にガンバのこけら落としという結構本気で勝ちにきそうな試合で親善試合が出来たことは本当に良かったと思った。
試合結果としては1-3と敗戦だったが、前年よりもつないでいくぞという姿勢が見られる試合だったなと。
しかしながらガンバとの力の差を見せられたという事も正直感じた試合でもありました。
しかし、小倉体制も始まったばかりのチームと一度J2に落ちて這い上がってきた長谷川ガンバとの成熟度の違いという事も大いにあったかなと。
そして迎えた開幕戦の相手は今年J2から上がってきた磐田。
繋ぐ意識があったグランパスでしたが、磐田のプレスに攻めあぐねていた印象。
そして永井、シモビッチというストロングポイントに徐々にシフト。
シモビッチに当てて永井で攻める。
シンプルだけど、対処が難しいこの攻めで徐々に名古屋ペースに。
シモビッチの長身を活かしたヘディングで得点し、1-0で勝利。
開幕勝利出来た事は本当にうれしかったです(*´▽`*)
続く広島戦もシモビッチの得点もあり1-1の引き分け。
3戦目の川崎戦は3-2と逆転負け。
4戦目仙台戦は試合終盤に追いつかれるものの、矢野の勝ち越しゴールが決まって2-1で勝利。
ここまでで2勝1分1敗。
勝ちたい相手には勝ち、強豪相手に1分1敗とここまでは成績として順調。
気になる所は繋ぐサッカーという今年の目標が広島、川崎相手にはやはり難しいという事。
チームの成熟度の差が大きいという事を正直痛感させられた感はありました。
それと初戦以外、失点を重ねているという事。
オフェンス面に比べてやはりディフェンスは成熟度が物を言うのである程度は仕方ないけれど気になるところでした。
ルヴァンカップが始まり、大宮との試合ではスタメンを大幅に変えて0-1で敗退、続く湘南戦ではリーグ戦のメンバーで戦うものの0-1で敗退。
失点が止まらないグランパス。
オフェンスの意識は確かにあるものの失点が無くならない事が気になる…。
4月に入り、リーグとカップ戦が続く日々。
東京に2-3で競り負け、鹿島に1-3で敗退、大宮に1-2で敗退。
この全ての試合で先制しているにも関わらず逆転負けという状況。
守り切れないグランパス…。
続く甲府戦で0-0とカップ戦とはいえ、久しぶりに勝ち点を取れ、無失点に抑えて更に続く新潟戦で2-1と久しぶりの勝利で上向きになるかと思ったものの4月最終戦で浦和に1-4で完敗…。
この時点ですでに危なかったグランパス。
オフェンスは永井、シモビッチを核にチャンスを作る事が出来ていたものの、失点が止まらない事が本当にヤバイ。
5月初戦のマリノス戦は3-1と勝利したものの内容的にはかなり押されていました。
そしてグランパスはここから長いトンネルに入り込んでしまいました。
続く神戸に0-1、甲府に2-2、鹿島に2-3、神戸に0-4、湘南に1-2と唯一勝ち点を取れたのは途中で1人退場者が出て数的有利になった甲府戦のみ。
勝ちきれない、それ以上に守り切れない状態が続くもののそれに対する処置が出来ないグランパス。
悪い流れは6月も続き、ルヴァンカップで3-1と磐田に勝利するものの福岡に0-0、鳥栖に0-1、柏に1-1、ガンバに3-3で前半戦を終える事になりました。
前半戦の成績は以下の通り
リーグ戦
4勝5分8敗 得点24 失点29 得失点差-5 14位
カップ戦
1勝1分4敗 得点4 失点10 得失点差-6 グループ7位で敗退
カップ戦は選手の大幅入れ替え等、捨てにいった試合も正直かなり見られたので敗退も仕方ない。
リーグ戦に関しては最下位のアビスパを除くと下位17位から13位までが勝ち点差3の中におり、セカンドシーズンの成績次第では降格という文字が見えていました。
前半戦で見えた事として一番の問題はリーグ2位の失点数。
カップ戦を合わせると1試合当たり約1.6点。
実はカップ戦も合わせると最多失点でした。
守れないディフェンス陣がかなりの問題を抱えていることは目に見えて明らかでした。
しかし、それはディフェンス陣のみの問題でなく、パスを繋ぐ意識の強さが裏目に出てパスミス、パスカットからの失点が多かったという事も事実。
ショートカウンターからの失点数の多さがかなり気になった前半戦でした。
降格が現実問題としてチラつき出した前半戦。
チームとしてどうするか、ここで一度考えなければいけないと誰もが思っていましたが小倉体制は批判を受けながらも交代する事なく、不安を多く残して後半戦に突入する事になりました。
続きはまた後日。
それでは(・ω・)ノ
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