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2016年11月11日金曜日

2016年のグランパスを振り返る その3 後半戦編

Jリーグも終わり、天皇杯もすでに敗退しているので年末までにはまだ時間がありますが個人的な2016年のグランパスの総括の第3弾。

前回、前々回はこちらから↓
2016年のグランパスを振り返る その1 開幕前 監督・人事編

2016年のグランパスを振り返る その2 開幕前~前半戦編


ファーストステージを16位で終わったグランパスは夏の移籍市場でセレッソから扇原、FC東京からハ・デソン、松本山雅から酒井隆介を獲得。

ファーストステージでディフェンスが崩壊していた事からこのような補強になったのかなと。

しかしながら、春の移籍市場で獲得していたポジションも同じ部分でしたよね。
この補強は本当に大丈夫なんだろうか、そんな不安で一杯でした…。

そして始まったセカンドステージ。

初戦の大宮戦はいい勝負していたんですが、川又の負傷交替、磯村の退場とアクシデントが続き、試合終了間際に失点を許して0-1で敗戦。

続くフロンターレに0-3、鹿島にも0-3、と完敗でクラブワーストの11戦連続未勝利という記録に並んでしまいました。

特に鹿島戦ですが、相手は前節から5人もメンバーを入れ替えての大敗はなんとも言えないものでした。
しかも新加入の扇原の負傷離脱のおまけ付き…。

正直、ファーストステージ上位だったチームなんて眼中にありませんでした。
出来る限り、傷を深くしないでくれと思っていたのですが…。

そしてここからセカンドステージ最初の山場が到来です。

まずはファーストステージ、勝ち点差で同じ、得点差で順位がグランパスの下になっていたサガン鳥栖。
この鳥栖戦は0-0で引き分けの痛み分け。
ファーストステージでは負けていたものの引き分け。
これが良いのか悪いのか。

更に続く甲府戦。
ここからリオ五輪期間に入るものの、グランパスは特に関係なし。
この時点で年間順位16位のグランパスと17位のヴァンフォーレ。
試合序盤に甲府が1点を先制し、苦しくなるも後半追いつくグランパス。
その後、攻勢を強めてチャンスを作りだしていたのですが、こちらのミスから失点、更に追加点も許して1-3の痛い敗戦…。

この時点でグランパスはセカンドステージ最下位となってしまいました。

正直、方向転換、監督交代をするならばここが最後のタイミングだと多くの人が思ったと思います。
自分もそう思いました。

自分の中での判断として思っていたのがチーム戦術の変化。

セカンドステージに入り、故障者の発生など色々なアクシデントがありました。
しかし、それは起こり得る物、計算しておくべきものの一つとして計算しておかなければいけないかなと。
シーズンの最初に掲げていた5人目まで連動する攻撃というお題目はセカンドステージに入り、その姿をロングボールによる攻撃へとシフトしていました。
それに伴い、ファーストステージの様な得点力が息をひそめてきてしまっていました。
置かれている状況により、チームの戦術というものが変化する事はままありますが、この大きな変化に対して、監督の指導力というのが本当に不確かな物だと思ったからです。

しかし、久米社長は小倉監督の続行を明言します。
小倉と心中する、なかなか複雑な心境でした。

続くマリノス戦も0-0の引き分け。
勝ち点1もポジティブに考えなければいけない、そんなグランパス。

8月に入りサンフレッチェに0-2、レッズに0-2、柏に1-3と敗れて残留圏内までの勝ち点差は7。

ここでついに小倉監督が解任となりました。

今さらかよと、本当に思いましたね…。
一ヶ月前に明言していた事は何だったんだろうかと…。

そして変わって就任したのはジュロヴスキー監督。
ストイコビッチ時代にヘッドコーチをしていた人物という、一部の選手にはなじみのある人物が就任出来た事はある意味でポジティブな要素でした。
ストイコビッチ時代には主にディフェンス陣のコーチをしていたという点もポジティブ要素。
更にトゥーリオを電撃復帰させる荒業を発動。
これはジュロヴスキー主体で行ったようですが、完全に伸るか反るかの事をしないと8節で勝ち点7はひっくり返せないという事だったのかなと。

新体制で迎えたFC東京戦。
終了間際にリオでも活躍した中島に同点ゴールを決められ1-1の引き分けとなったものの、就任から4日でチームにはポジティブな変化があったなと見ていて感じられました。
しかし、崖っぷちの状況は変わらず、リーグは中断期に突入。

この中断期に少しでもチームを成熟してくれと思いながらも途中で行われた天皇杯で長野に敗れる…。
まあ今はリーグに全力を注ぎたいからいいんだと言い聞かせる…。

中断明けの初戦は残留争いの直接対決。
ここで負けたら降格はほぼ確定となる新潟戦。

ここでトゥーリオが復帰し、チームに一本芯が通ったというか、勝つためにやる事をやるという姿勢が見られた感じがしました。

ロングボールを主体に攻めて、川又のゴールで先制。
そしてしっかりとブロックを作って守り切り、リーグ戦で19試合ぶりの勝利…。
更に残留圏までの勝ち点差を4に縮めて、奇跡の可能性が増えた、そんな試合。

続くガンバに1-3と負けるも、仙台に2-1と勝利してじわじわと残留圏内に歩を進める。

更にアビスパ戦では5-0と怒濤の勝利で遂に降格圏内から脱出。
残りは2戦、可能性が一気に膨らんできたなと。
対するアビスパは逆に降格が決まり、対照的なその試合に嬉しさ半分、明日は我が身かもしれないとも思いました。

ジュビロ戦では前半にPKで先制するも後半に追いつかれて引き分け。
再びチームは降格圏内に逆戻り。
この試合は前半こそ名古屋ペースだったものの、後半追いつかれてからは完全にジュビロペースで正直、負けてもおかしくないのではと思わされるものでした。

さらに続く神戸戦はセカンドステージの好調ぶりを見せつけられるように0-3で完敗。

降格争いは最終節、湘南戦にもつれ込みました。

以前にも書きましたが対戦相手だけで言えば名古屋はかなり有利な相手でした。

しかし、試合は1-3と完敗。
引き分け以上が最低でも必要な試合で先制を許し、攻め急ぎで自滅した感じが強く残る試合でした。

試合終了時の静寂が本当に凄かった…。




来季の選手の動向などがすでにいくつか出ていますがそれも含めて次でラストにしようかなと。

それでは(・ω・)ノ

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