イブラヒモビッチがマンUからアメリカのサッカーリーグMLSのLAギャラクシーに移籍しましたね(・ω・)
プレミアではリーグ優勝出来なかったのはちょっとさみしいですが、ELでは優勝してますから優勝請負人としてはそれなりの役割を果たしたかなと(;^ω^)
そんなイブラの新天地がアメリカのサッカーリーグ、MLSのLAギャラクシーになりました。
LAギャラクシーと言えば過去にはベッカムが所属したりとなんとなく聞いた事があるという人は多いのではないでしょうか?
それにしてもMLSに移籍する欧州の選手が多いなと。
上にも書いたベッカムはもちろん、カカやジェラード、ランパードやビジャ、アンリなど過去にも有名選手が数多く移籍をしています。
何故MLSに移籍する選手が多いのか、その魅力について考えてみたいなと思います。
その前にMLSとはどういうリーグなのかという簡単な説明から。
その昔、ペレやベッケンバウアー等のレジェンドプレーヤーが所属したNASLというサッカーリーグがあったアメリカですが、一度は経営不振などの問題で消滅してしまいました。
しかし1994年に開催されたアメリカW杯を起爆剤に1996年に再度作られたプロサッカーリーグ、それが今のMLSです。
歴史で言えばJリーグよりも新しいサッカーリーグという事ですね。
この20年強の間に着々と人気を確立し、今ではアメリカの4大プロスポーツリーグを脅かし始める存在になりつつあります。
こんな歴史の浅いMLSですが一体何故欧州の選手が移籍してくるのか?
それは以下の事が考えられます。
1.英語圏という強み。
2.欧州との距離。
3.給料。
この3点が結構大きいのかなと個人的には思っております。
まず最初に英語圏という強み。
単純ですが大きな問題ですよね。
海外挑戦等の際に一番の障壁になるのが言葉の問題。
そのハードルが低い地というのはその分移籍のハードルが低くなりますからね。
言葉が同じ、または近い文化圏というのは生活環境も近い場合も多いのでそういう意味でも負担が少ないというのは移籍しやすいですよね。
次に欧州との距離。
例えばイギリスと日本だとどうでしょう?
時差で言うと8時間の時差があります。
これがイギリスとアメリカだと5時間で済みます。
時間で言えば3時間ですが距離に直すならば大体地球の8分の1周分位の距離の差になります。
なんか分かりにくいですが、結構な距離の差があるという事ですね。
自国に住む家族との連絡等、少しでもしやすい距離感というのがこういう所にあるんでしょうね。
また、欧州から近場での活躍ほど本国でも評価されやすく、代表などに呼ばれやすいという傾向もあるのでその点も大きいと思います。
実際、ビジャは去年、久しぶりにスペイン代表に呼ばれてますしね。
最後に給料。
MLSの給料システムは結構変わっていて基本、選手の給料はリーグから支給されています。
各クラブにはそれぞれサラリーキャップと呼ばれる給料の総支給の上限があります。
しかし、その枠外でクラブが独自の資金で獲得出来る特別指定選手制度というものが存在します。
この枠に関しては特に上限などがなく、それを使い欧州等の有名選手を獲得する事が出来るのです。
このルールは最初に適用されたのがベッカムで通称ベッカムルールと呼ばれていたりしますが、ベッカムは5年でMAX300億なんて言われてましたよね。
欧州と変わらないどころかそれ以上の給料をもらえる可能性がMLSには存在するという事ですね。
以上の3点がMLSに移籍する欧州の選手が多い理由なのかなと。
給料面で言えば中東や中国なんかも破格だったりしますが、環境面や文化面でのハードルが高かったり等でMLSよりは移籍しづらいのでしょうね。
またアメリカという国はロシアW杯こそ出場を逃したもののW杯出場常連国であり、出場すれば毎回の様にダークホース扱いされる位に身体能力に優れたサッカー中堅国なのでそこでの活躍は上にも書いたように自国での代表に繋がる場合もあります。
最初の頃は年金リーグと思われている感はありましたが、今ではその地位を少しづつではありますが確実に上げてきています。
思えば開幕当初のJリーグもそんな感じでしたが、アメリカはそれを今も継続し、サッカー人気をより確かなものにしてきていると思います。
人種のるつぼと呼ばれるアメリカという国には未だに多くの可能性があると思いますのでそこら辺も含めてMLSはまだまだ大きな可能性を秘めているのかなと。
ちょいちょい日本人選手も所属したりともう少し気にしてもいいリーグだとは思うのですが、やはりメインストリームは欧州なんで、そこら辺がね…(;^ω^)
個人的には日本のサッカー界の一番のレベルの目安になるのは実はアメリカなんじゃないかなとか思ってたりもします。
ちなみにアメリカの女子サッカーは名実ともに世界一で国内では女性人気の高いスポーツでもあるのでそういう意味でも今後アメリカサッカーはより発展していくとは思っているんですよね、ほんと。
それでは(・ω・)ノ
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