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2018年5月3日木曜日

色んな国のサッカースタイルを考える件 その5 無敵艦隊スペインについて考える

日本のサッカーがー!!とか自分たちのスタイルが―!!とか色々とありますが、いまいちイメージが出来ないので個人的に他の国々のイメージとスタイルについて考えてみようかなと。

前回までの記事はこちら↓
色んな国のサッカースタイルを考える件 その1 サッカー王国ブラジルについて考える

色んな国のサッカースタイルを考える件 その2 ゲルマン魂ドイツについて考える

色んな国のサッカースタイルを考える件 その3 カテナチオの国イタリアについて考える

色んな国のサッカースタイルを考える件 その4 南米の異端児アルゼンチンについて考える

第5回目はスペインです(・ω・)ノ


スペインと言えばバルセロナとレアルマドリード。

近年では世界のトップを常に争っているクラブがある事で有名ですね。

そしてスペインと言えば華麗なパスサッカーと言って間違いはないでしょう。

ポゼッションを高めて相手を揺さぶりチャンスを作っていく攻撃的なスタイルがスペインのサッカーです。

これは最近では特にバルセロナを中心とするティキ・タカと呼ばれるパス回しに代表される戦術を特に用いてのスタイルとなっていますね。

欧州の中では珍しいタイプのサッカーをする国の1つと言ってもいいと思います、スペインは。

近年はユーロやW杯を制覇するなど輝かしい成績を残しているスペインですが一昔前はここまで安定した力を発揮する事が出来ていませんでした。

昔から強豪である事は間違いなかったのですが、国際大会の本番でその力を発揮する事はあまりありませんでした。

無敵艦隊という愛称とは別に永遠の優勝候補などと揶揄される事もありました。

この背景には国内での民族間の問題が起因であると言われています。

首都であるマドリーを中心とする人たちとそれ以外のカタルーニャやバスク等の地域の人たちの間に民族的、文化的、歴史的な軋轢があり、チームとしてなかなか団結が出来ないというのがありました。

近年はその影響も薄れてきてよりチームとしてまとまってきているから力を発揮出来ていると言われていますが…。


話は戻ってスタイルの話。

上にも書きましたが、スペインのスタイルとしてあげられるのが華麗なパス回しでのポゼッションサッカーです。

これの元になっているのがバルセロナのティキ・タカと呼ばれる戦術ですね。

ショートパスを駆使し、常に味方と複数のパスコースを作り出し、ボールを保持し続けて相手がほころびた所を攻め入るというものです。

バルセロナ独自のスタイルといえるこのパスつなぎですが、さすがは世界トップクラスのチームを2つも抱えるリーグの国というべきでしょうかね。

バルセロナで他の国の選手が務めているポジションの穴をレアルを中心とする他のクラブチームの選手が見事に埋めて機能させます。

これは元々がテクニカルなサッカーを求めるスペインのサッカーがあるからこそという面もあり、正に国としてのスタイルと言えるのではないでしょうか。

今現在、このポゼッションサッカーは一世を風靡しており、色々な国々、クラブにおいてかなり注目をされております。


そんな一世を風靡しているスペインサッカーですが、それを実践するにはやはりかなり高度なテクニックを必要とします。

また注目されるという事は逆にその対応策を数多く生み出されていく事にもなってしまいます。

代表チームというクラブチームと比べてどうしても練度が低くなるチームに置いてその戦術は時に諸刃の剣となり、リオW杯では前回圧倒的な優勝を見せたスペインがまさかのグループリーグ敗退となってしまいました。


選手の世代交代や他チームの対応により一時ほどの脅威は見せられなくなったスペイン。

しかも昨年末にカタルーニャの独立騒動などがありまた不穏な雰囲気を醸し出していますが世界で最も美しいサッカーをしている国の1つだと自分は思っています。

スペインの国技である闘牛の様にヒラヒラと敵をかわすスペイン代表はある意味でサッカーの理想の姿かなと思います。

失敗すると刺されちゃうところも闘牛っぽいですけどねw



ちなみにスペインの愛称は無敵艦隊とラ・ロハです。

ラ・ロハとは赤色というスペイン語です。

そして無敵艦隊というのは15~600年頃の大航海時代のスペイン艦隊にその由来があります。

ちなみに本物の無敵艦隊は自称で、イギリスに攻め入ったら大敗北してしまったという過去があるのでそういう意味でも強いのに勝てないというスペインに対する蔑称みたいな存在でもあったりします(;^ω^)


それでは(・ω・)ノ

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