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2017年7月4日火曜日

今更ながらに中田英寿の凄さを再確認する…( 一一)

人生とは旅であり、旅とは人生である。

そんな言葉を残し、引退し、今は実業家として、旅人として認識されている中田英寿がローマの歴代移籍金額ランキングに入っているそうな…。

つい先日、また「六月の勝利の歌を忘れない 日本代表、真実の30日間ドキュメント」を観たばかりというのもあり、やっぱスゲーな中田と思う今日この頃。

ちなみにランキングはこんな感じ。

1位:ガブリエル・バティストゥータ(3620万ユーロ/2000年/87試合・33得点)
 
2位:ヴィンチェンツォ・モンテッラ(2580万ユーロ/1999年/237試合・103得点)
 
2位:アントニオ・カッサーノ(2580万ユーロ/2001年/161試合・52得点)
 
4位:ファン・マヌエル・イトゥルベ(2450万ユーロ/2014年/68試合・5得点)
 
5位:中田英寿(2200万ユーロ/2000年/40試合・6得点)
 
6位:モハメド・サラー(2160万ユーロ/2015年/83試合・34得点)
 
7位:エメルソン(2000万ユーロ/2000年/145試合・21得点)
 
8位:ケビン・ストロートマン(1940万ユーロ/2013年/86試合・12得点)
 
9位:ジェルソン(1890万ユーロ/2016年/11試合・0得点)
 
10位:クリスティアン・キブ(1800万ユーロ/2003年/124試合・6得点)

当時はセリエAが世界トップリーグだった影響もあり、移籍金も高額だったという事もありますが、それだけの価値があると見いだされたという事実。

期間としては1年半位と短期間、トッティの控えポジションという位置づけではありましたが、ユベントスとの大一番で得点し、アシストし、現時点でローマの最後のリーグ優勝に大きく貢献しましたよね。

その後、アジア人として現在でもおそらく最高金額の移籍金、約33億円でパルマに移籍したという事は控えでありながらその価値は下がっていないという事の現れかなと。

移籍金の大きさというのは当たり外れがあるにしてもやはりその選手に対する評価として一番分りやすい指標だと思います。

そういう意味で中田はやはり歴代のアジア人選手の中でトップクラスの選手だったのかなと。

という事でサッカー選手、中田英寿を振り返ってみようかなと。


高校時代から年代別代表に選ばれた中田。

Jリーグでは全12チーム中、11チームからオファーを受けた事はよく知られていますが、しかしながら当時、自分は中田全然知りませんでした(;^ω^)

何故だろうと当時の選手権とかを調べていって何となくその理由が分かりました。

中田が選手権に出場した高校2年生の大会では川口や城が注目されていた大会で川口のプレーに興奮していた記憶があります。

そして中田が3年生の時は中田自身が選手権に出場しておらず、松田直樹と市立船橋と北嶋がいたんだなと。

個人的に中田を知ったのはアトランタ五輪最終予選。

前園や川口、城や伊藤輝等のメンツの中に中田はいました。

その頃の印象としてはなんか上手いなぁ位のイメージw

まあ前園や川口なんかへのフォーカスが大きかったってのが正直大きいのかなと。
当時は自分もまだ若かったしw

その後、A代表にも選出されていくのですが、そこらへんから中田の凄さが分かってきました。

当時の日本代表と言えばカズがいて、中山がいて、井原がいてとまだドーハ組が主力として残っている時代で、その中で最も若いのが中田でした。

そんなメンツの中で試合に出るとメチャクチャ厳しいパス出したり、めっちゃ他の選手になんか言ってる姿ってのが見られました。

ある意味では普通だし、当然の事なのですが、やはり日本人の性質なんでしょうかね?年下の選手が年上の選手にガンガン言ってる姿って今でもそんなに見ない感じに思うのですが、中田はガンガン言ってました。

そして気づけば中田はチームの中心選手になってましたね。

その後、イタリアへいき、その後の活躍は言うに及びません。


経歴だけ振り返っていても面白くないので自分が思う中田の凄い所を3点あげてみたいと思います。


まず上にもチラッと書きましたが、誰に対してもガンガン自分の意見を言っていく所。

アトランタ後、A代表入りした頃の中田の姿は本当に印象的でした。

プロ選手として意見を言うのは当然の事なんでしょうが、その姿が本当に印象的に残っている日本人選手と言えばやはり自分の中では中田なんですよね。


次に頭がいいという事。

意見をガンガン言うだけでは人はついて来ないですよね。

意見を言うだけでなく、それを相手に納得させれる、それだけの語彙力というか、そういうものを持ち合わせていたのかなと自分は思っています。

会見やインタビューなんかでもそんなインテリジェンスを感じさせてくれたのが中田でした。


最後に強いという事。

中田と言えばスルーパスみたいな感じの時期もありましたが、それ以上にその前段階、ボールキープをする時の強さというものがそれまでの日本人にはないものがあったかなと。

特にイタリアへ行った後の中田の強さっていうのは本当に頼りになる感じでした。

上手い選手は?と聞かれたら小野や中村俊輔、香川なんかが思いつきますが、強い選手の代表格で言えばやはり中田かなと。

今なら本田とかが強い選手だなと思うのですがポジションが違うのでちょっと比較が難しい(;^ω^)

本田ボランチ論なんかが出るのはやはりどこか中田と本田の強さってのがダブるからだと思うんですよね。

陳腐な言い方ではありますが歴代最高の日本人選手はやはり中田英寿なのかなと。


どうしても寡黙な感じ、孤高の天才みたいなイメージが強い中田ですが色々な意味でプロフェッショナルな感じの選手だったのなと。

自分は画面等を通してしか中田を知らないし、知る機会が無かったからそこら辺に関しては想像で本当に陳腐な事しか言えないですけどね(;^ω^)

しかし、「六月の勝利の歌を忘れない 日本代表、真実の30日間ドキュメント」を観ていると結構みんな仲良くやってるし、中田もいじられて楽しそうにしてるのよね( *´艸`)

ああいうのを見ると2006の内部分裂的な記事とかは適当なんだろうなと想像しちゃいますよね( 一一)



29歳での引退はやはり早すぎたと思ってしまいますがケガとかもあったし、仕方ないのかなと。

でももっと長く観ていたかったな、中田…( ;∀;)

それでは(・ω・)ノ

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