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2017年7月11日火曜日

Jリーグの秋春制について考える1 メリット編

もう毎年のように協議されてますね、秋春制への移行…(´・ω・`)


現行のJリーグは春秋制。

これを秋春制に変えようという話はほんと、毎年のようにあがりますが毎回無理だねと絶ち消えます(;^ω^)

では何故毎年のようにこれが議題にあがるのか。

今回は秋春制のメリットについて書いてみたいと思います。

メリットとして挙げられるのは大きく4つではないでしょうか?

・欧州への移籍がしやすくなる

・欧州へのステップアップリーグとして外国人選手を受けやすくなる

・代表スケジュールなどが世界標準に合わせやすくなる

・高温多湿の夏を避け選手を守る

以上の4点が大きなメリットといえるのではないでしょうか。

この4点について詳しく書いてみましょう。


まずは欧州への移籍がしやすくなるという点。

サッカー界のメインストリームはヨーロッパです。

そしてヨーロッパの多くの国は夏春制を取り入れています。

そしてルールとして原則開幕前の夏とシーズン中断期間の冬のみが移籍可能期間となります。

なので選手の移籍に関しては夏の移籍がメインでシーズン途中の冬の移籍に関しては夏で補強できなかった部分やカンフル剤としての即戦力の移籍がメインとなります。

シーズン前からチームに合流するのとシーズン途中でチームに加入するならばどちらがよりチームに馴染めるかを考えれば圧倒的に夏移籍ですよね。

そして冬移籍に求められる即戦力というのは言葉の壁の問題もある日本人にとってはやはりハードルが高いものです。

また開催時期が違うという点で夏移籍されると出て行かれたクラブは重要な戦力をシーズン途中で失うという事になり、重要な選手を手放したくないという心理も働きます。

更に言えば、シーズン途中での移籍という事は確実に移籍金が掛かるものとなり、フリーでの移籍でないとなると相手クラブも躊躇する可能性がありますよね。

更に、更に言えば、シーズン途中で開催時期が違うリーグに行く事により、休みなく長期間プレーし続ける必要性が出て、選手がケガしやすくなるなどの問題も発生してしまいます。

開催時期が違うだけでこれだけ移籍のハードルが上がっていく、これがデメリットという事ですね。


次に欧州へのステップアップリーグとして外国人選手を受けやすくなる点です。

これは先ほど書いた欧州への移籍の逆パターンですね。

Jリーグが有力な選手を獲得しようとした時にクラブに掛かる費用が甚大になります。

また移籍してくる選手が欧州への移籍を求めた場合、シーズン途中での離脱が考えられます。

リーグ活性化を考えた場合、有力な選手を獲得するという事は非常に大事ですが、選手を獲得する事自体が難しくなっているという事ですね。


続いて代表スケジュールの問題。

代表の年間スケジュールというのはFIFAが定めるカレンダーに沿って作られていきます。

そしてその中心はやはり欧州。

代表の優先で行われる試合日、いわゆる国際AマッチデーというのがFIFAによって毎年定められ、その日に合わせて色々な代表の試合が埋め込まれていきます。

ここで問題になるのが大きな国際大会。

昨年行われたオリンピックやユーロ、現在最終予選が行われているW杯本戦などはすべて夏に開催されますよね。

日本で言えば特に大きな影響を受けるのがオリンピックとW杯。

この2大会が開催中、特にW杯となると選ばれた選手は大会前の準備期間も含め一か月以上チームから離脱する事になり、所属チームに大きな影響を与えます。
また同時にリーグ自体の開催価値も下がってしまうというデメリットがありますね。


最後に夏の暑さの問題。

サッカーは90分間走り回るスポーツです。

夏の高温多湿の中で競技を行う事はやはり選手に対して大きな負荷をかけることになります。

これは一般人に置き換えてみたらかなりの自殺行為と言っても過言ではないですよね。

サッカーという競技は高温多湿の環境には正直向いていません。

という事でこちらも秋春制に変更されれば改善されるというメリットがあるといわれています。


以上、簡単ではありますが秋春制への移行のメリットを書いていきました。

しかしメリットがあるのに移行されないという事はやはりデメリットが存在するという事ですよね。

次回はデメリットについて書いていきたいと考えています。



それでは(・ω・)ノ

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