ルヴァンカップに久しぶりにJ2のチームが参戦するようになるみたい。
J2勢の参加は17年ぶりという事ですが、全てのチームが参加するわけではなく、前年度の16位と17位の降格チームが対象になるそうです。
今回の変更についての一番の理由がACLやリーグ戦との兼ね合いという所と終盤までリーグのレベルを維持するという点が大きかったようです。
という事で今回はルヴァンカップについて書いていきたいと思います。
まず現行のルヴァンカップの制度について。
今年のルヴァンカップはACL出場4チームをシードとして7チーム毎のグループに分けての1回戦総当たりのリーグ戦を行っています。
前年までだとグループ上位2チームが決勝トーナメントに出場という形でしたが、今年は各グループの2位と3位がプレーオフを行い、その勝者が先に進むという形になりました。
このシステムに関してはうま味の割に試合数が増加したりなど色々とマイナス面が強いなと思っていましたが、簡単に解消出来ない問題だと自分も思っていました。
もちろん勝ち進めれば賞金を手にする事が出来ますが、このプレーオフで負けた場合などは結構きついなと。
また現行制度で一番問題になっていたのは7チームでの1回戦総当たりというホーム&アウェイのという公平性のなさと、1チーム休みがあり、リーグ戦に有利に働いてしまうという点が長らく問題になっていました。
更に言えば、7チームという間延びしたグループでは終盤ですでにトーナメントに上がれないチーム同士の対決が出来やすく、競技レベルの低下が問題となっていました。
これを解消すべく今年のプレーオフ制度の導入だったのですが根本的な解決とはならない感じでした。
それを解消すべく生まれたのが今回の制度という事になります。
今回の変更点での一番の利点は4チーム、4グループのH&Aでのリーグ戦を行えることになった事です。
これはそれぞれのチームの公平性を生むだけでなく、ACLと同じ日程で開催する事によりそれらのチームとも公平性が出来るという点ですね。
これは今後のACL出場時の予行演習になる可能性もあるし、様々なチームに色々な利益を出してくれるのではないかなと自分は思いました。
また4チームでのグループリーグになった事により、終盤まで突破チームが決まりにくくなり、競技レベルも高い所を維持出来るようになりそうですね。
気になる点で言えばJ2から参加する2チームについてですが、これはこれで面白いかなと。
J2はJ1に比べてチーム数が多いため、必然的に試合数も増えてしまいます。
そんな中でルヴァンカップにも出場しろというのはなかなかに厳しい話だとは思うのですが、来シーズンから「降格救済金」という降格チームに対しての優遇措置が出来る事に対しての足枷として働くのではないかなと。
ちなみにこの「降格救済金」というのは金額にして1億3000万円。
J2に所属しているチームがリーグから貰える最低金額が1億5000万円。
J1から落ちてきたチームに関しては最低でも2億8000万円がリーグから貰えるといいう事になります。
ただでさえJ1で戦っていたチームが翌年すぐまた上がるという事が多いのに救済までされてしまうとその可能性が更に上がってしまう。
そこに関して試合数を増やし負担を増やす事によりJ2の他のチームとの優位性を減らせるのではないかという事と、J1で再び出来るのかというものさしにもなるのではという点で有意義なのではと思いました。
ほんと上手い事考えたなと、この制度に関しては凄く賛同できるものだと自分は思います。
ナビスコ杯の時代から長年Jリーグを支えてきてくれたヤマザキビスケットに対して、やはり競技レベルの維持と人気の高さというのはサッカーファンとして大切にしてもらいたいし、大切にしていきたいものだと自分は思っています。
来年のルヴァンカップはまた一つ楽しいものになりそうだなと今から楽しみが増えました(*'ω'*)
ジャイキリ出るかな!?
それでは(・ω・)ノ
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