やはりバスケの母国の壁は高かった…。
女子バスケ日本代表のリオ五輪は終わってしまいました。
そもそもが今回の出場自体がかなり危うい状況だったという事をみなさんちゃんと覚えているでしょうか?
FIBA(国際バスケットボール連盟)から国際試合への参加禁止を言い渡されたのが2014年の11月。
JBA(日本バスケットボール協会)の問題、男子の国内バスケのリーグ問題が発端で男子のみならず、女子や年代別に至るまで全てのカテゴリーにおいて国際試合への参加禁止という厳しい制裁が行われました。
奇しくも前年のアジア選手権で優勝し、2015年に控えるリオ五輪の予選通過の可能性が高いと思われていた女子の代表に男子バスケや選手を、日本のバスケ文化を守るべき協会の問題でその出場が危ぶまれる事態に陥ってしまいました。
その後、FIBAの介入の元、新体制になったバスケ協会の元にリーグの統一化に成功、2015年6月に処分が解除になり、8月に行われるリオ五輪予選に出場出来る事になり、見事出場を決めたという背景がありました。
そんな苦境を乗り越えて出場した今回の女子バスケ代表。
リオ五輪が開幕してからも奮戦していました。
まずランキングで言えば格上であるベラルーシを77-73で撃破すると同じく格上であるブラジルも82-66で圧倒。
その後、トルコに敗れるものの世界ランキング2位のオーストラリア相手に86-92で惜敗しながらもグループリーグ突破を決めました。
さらに最終節には世界ランク4位のフランスを79-71で破るなど、前評判を覆す勢いを見せて来ました。
リーグ内での勝ち点で言えばトルコと並ぶ8、得失点差で言えばトルコを上回っていた日本でしたがバスケのルールでは得失点差よりも直接対決での勝敗で順位が決まるため4位での予選突破となった女子バスケ日本代表。
そして迎える決勝トーナメントで当たるのはグループBで5戦全勝で首位突破した世界ランキング1位のアメリカ。
第1、第2クォーターでは善戦するも第3、第4クォーターで一気に突き放されて最終的に64-110で敗退してしまいました。
しかし、先にも書いたように世界ランキングではグループ最下位、平均身長でも最下位だった日本代表がここまで勝ち進むと予想出来た人がどれだけいたでしょうか?
出場する事自体が出来なかった可能性があったチームが予選を突破し、一時は世界1位の相手と良い勝負を出来た事、これは本当に評価されるべき事だと思います。
国内のバスケ問題に関しては最悪の時期を乗り越えたとはいえまだまだ予断が許される様な状況ではありませんが、今日位は手放しで今回の代表の躍進をもっと称えて欲しいなと思います。
今回の代表は出場チームで平均年齢が一番若いという事なので東京での更なる躍進を期待したいなと思います(*´▽`*)
女子バスケに負けないようにガンバレ日本(`・ω・´)
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