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2018年4月19日木曜日

色んな国のサッカースタイルを考える件 その2 ゲルマン魂ドイツについて考える

日本のサッカーがー!!とか自分たちのスタイルが―!!とか色々とありますが、いまいちイメージが出来ないので個人的に他の国々のイメージとスタイルについて考えてみようかなと。

前回の記事はこちら↓
色んな国のサッカースタイルを考える件 その1 サッカー王国ブラジルについて考える

第2回はドイツ代表です(・ω・)ノ


ドイツ代表と言えばデカい、強い、負けない、ですかね。

また、チームとしても統制されていてどんな相手にでも強く、本当に負けないムラの無いチームを毎回作ってきます。

それは数字としても顕著に表れていてW杯での過去の成績は優勝4回、準優勝4回で更にベスト8以上に進出は16大会連続となっており、これは2位ブラジルの6大会連続を大きく引き離す数字となっています。

どんな時でも安定した力を発揮する、それがドイツ代表ですね。


そんな安定したドイツ代表の強さはその堅実性にあるかなと。

ドイツ人選手で有名な選手と言えば爆撃機と言われたゲルト・ミュラーや皇帝と称えられたフランツ・ベッケンバウアー、攻撃的なMFからDFの最後尾までを担ったローター・マテウス、日韓W杯でもおなじみオリバー・カーンなど多すぎて紹介しきれません(; ・`д・´)

しかし、他の国に比べて前線の選手よりも後ろの選手に名選手と呼ばれる選手が多いイメージがあります。

その中でもやはりGKに優秀な人材が多いというのが1つの特徴ではないでしょうか?

ドイツ代表で一番ポジション争いが激しいと感じるのはやはりこのGK。

今現在の代表でもノイアーとテア・シュテーゲンという2人の世界トップクラスのGKが存在しています。

というか、ドイツ代表では常にトップクラスのGKが2人以上存在しているイメージしかありません。


また鉄壁のGKを持つドイツはCBの人材にも困っている事が基本的にありません(; ・`д・´)

古くは皇帝ベッケンバウアーに代表されるように、ドイツの守備の要のポジションにはいつも世界トップクラスのCBが存在しています。

ドイツ代表自体が全体的にフィジカルの強い選手達の集まりというイメージもありますが、その中でもガチガチな選手達がゴールを固めてボールを跳ね返し続けていきます。


そんな固い守備陣に支えられて常に粘り強くどんなに劣勢な状況に陥ろうとも常に勝つために前進し続けるその姿は世界中の国々からゲルマン魂と評されるものとなっています。

かつてグランパスにも所属したゲーリー・リネカーが語った言葉として

「フットボールとは、22人がボールを奪い合い最後はドイツが勝つスポーツ」

という言葉がありますが、それはそんなドイツ代表の姿をある意味でとても分かりやすく表しているなと思います。


どこのポジションにおいても弱点らしい弱点が常に無いドイツ代表ですが、その堅実過ぎるサッカースタイルから華が無い、オートマティズムなどと例えられて人気が出ないというのもまた事実。

勝つ事を最優先事項としてそのために一丸となって戦うその姿は時に機械的であり、前回紹介したような観ていて面白いという物からは遠く感じる事がある事も確かです。

特に統一される前の西ドイツ代表なんかは特にそのイメージが顕著で、ガチムチ軍団がそのフィジカルの強さを活かし前に前にと突き進むイメージが強かったかと思います。

テクニックよりフィジカル中心の面白味はないけど強いサッカーがドイツ代表のサッカー。

そんなイメージを持たれている人が40代以上には特に多いかと思います。

しかし近年、特に旧東ドイツ生まれの選手を中心にテクニックに秀でる選手達が出てきて強いドイツ代表から強くて上手いドイツ代表へと変貌し、更にその隙が無くなってきているなと…。

あえて言うならば最近はFWで飛びぬけた選手がいないかなと思うものの世界の国々でリーグ戦をやったらドイツ代表に勝てる国は多分無いかな(;^ω^)


ドイツは国民的にも真面目で目標に向かってもくもくと突き進むというのが日本人のメンタリティと似ていると言われ、その影響かブンデスリーガで活躍する日本人も多くいます。

しかし、日本はドイツほどその強さを発揮する事が出来ていません。

それはフィジカルが違うからだよと言ってしまえば簡単な事なのかもしれません。

しかし、ドイツの様にチームが一体となって勝利へと最短で突き進む精神というのが日本人にはまだまだ足りていないのかなとも思うわけです。


常に安定した力を発揮するドイツ代表の堅実過ぎるサッカースタイルは確かに華は無いかもいれません。

突出したフィジカルの強さに支えられた固い守備にチーム全員が勝つために常に走り続ける。

しっかり守ってしっかり走ってしっかり勝ち切る。

言葉にすればこんなに簡単なのにそれを再現する事の難しさをドイツ代表は教えてくれます。

ドイツほど強豪という言葉が似合う国も無いですよね、ほんと(;^ω^)



ちなみにドイツ代表の愛称はゲルマン魂以外にもマンシャフトというのがあります。

これはドイツ語で集団という意味なのですが、チーム全体で勝利に向かって進み続けるドイツ代表を本当に上手く表現している愛称だなと思います。


それでは(・ω・)ノ

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